コーストFIREってそもそもFIREじゃないので何やねんって感じなんですけど
おすすめ出来ません。
というか
セミリタイアでもよくある話なんだけど
「もう生活費は資産で賄えるけど、働いたお金は全部使っていいや」的なのをおすすめしません。
コーストFIREはこのロジックらしいのでよりやべぇなと思う。
ラチェット効果
ラチェット効果ってのが行動経済学であって
端的に言えば、収入が下がった時に同じ比率で支出が下がることはなく、支出の下がり率は一定レベルでとどまる。というもの。
例えば300万稼いで200万使ってた人が、150万しか稼げなくなったら100万で生活できるか?というとそうはならず、150万とか130万とかその辺で止まってまうで。みたいな話。
これ、使ってる金額が収入に近ければ近い程やばいと思うんですよね。
コーストFIREって「老後の資金を作る元金を投資したら後は貯金の事は忘れて生きる」みたいな思想らしいので、実際の老後になった時理想通り溜まってたとしてもヤバいと思います。
老後2000万問題をアレして2000万や!とかの計算だと尚更やばい。
少なくとも今得ている収入と同等の額を投資資金から生み出せるor元本取り崩し込でも十分に余裕がある状態を試算しておかないとラチェット効果で死ぬる。
そんな理由で「おすすめしません」って話。
同じようにセミリタイアで、働いた分は使うべみたいなのも。
うっかり収入が落ちたり働けなくなるタイミングも加味して生きないと。
お金残して死ぬのは勿体ないというクソバカ思考
お金残して死ぬのは勿体ないってよく言うんだけど
僕はどうでもよくね?と思ってる。
お金は今やりたくない事をやらないでいられる(やりたい事をやるための)ツールであって、それ以上でもそれ以下でもないから。
それに使い切る程、消費したいものもないし。
なんなら、お金使うべき論の人たちの趣味嗜好が「消費に偏ってる」って事が問題だと思ってる。
そんなやつはむしろ死ぬまでガツガツ働いて、ガツガツ使って生きた方がいいだろう。FIREとかわけわからんこと言わずに。
節制の中にこそ自由あり
カントが言ってたんだっけか、自由ってのは自制の中にあるみたいなの。
これにすごく賛同する。
金があろうがなかろうが、ガッツリ金を使わなくても楽しめるような精神性や、生活を工夫をする事を大事にして生きたい。
今回しっかり節約して食費メモしてて思ったけど、なんでも好き放題買ってた時より楽しい。
料理が美味しくなる方法も調べたりした。雑だけど、美味しいのが出来るようになってきたら買うのがバカバカしくなってくる。
自分で作れないものを買って食べるのはアリだけど、味のレベルが極端にあがるわけでもないし進んでガツガツ買う事はなくなってしまった。
手間をかける事を楽しめるってのは一つの気質なのかもしれないけど、そういうの大事だと思うんですよね。
先日、節約系Youtuberのかぜのたみって人のラジオを聞いてて
「内向型の人はお金使わないよね」って話をしてた。
見せびらかしたりしたいと思わないし、人とも付き合いが少ないからとかなんとか色々理由を上げてたけど
内向型故の特性は活かしたいと思った。
だから、前述した通り、稼いだら旅行でも風俗でも酒でもパチンコでもなんかしらんがバンバン使いたいって人は外向性の高い人なんじゃないかと思うし
そういう人はそういう生き方を模索した方が幸せなんだろうと思う。
生活のスタイルは人それぞれ
FIREってのは金の話題だから、万人に知れ渡ってしまったけど
ぶっちゃけあんなのガッツリ稼いぐFat FIREで無い限りは、FIREとかセミリタイアってのは、清貧的で内向型で、ある意味厭世的な僕みたいな人間の専売特許みたいなもんなんじゃないかと思ってるよ。
享楽に溺れる方がいいって思ってる人は稼いでガンガン使う方が幸せだろうから。