FIREにしろセミリタイアにしろ
フレキシブルに生きるメンタルが大切だと思ってる。
不安の根源は「変わってしまう事への恐怖」だと思うんだよなぁ。
お金の不安ってのは「お金が足りなくなる」ということによって発生する、「生活がダウンサイジングする恐怖」だと思うから
対応できるか自信がないから変わってしまう事への恐怖。
未来は予測不可能で、予測不能な事をいくら考えても仕方がない。
でも確実に変化は訪れる。
仏教なんかでは諸行無常を説いてるし、それを受け入れよと説かれているけど
これはなかなか難しい。
サンクコストバイアス
サイコロジーオブマネーにファストアンドスローのダニエル・カーネマンのエピソードがのっていた。
ダニエル・カーネマンが原稿の内容が全く変わってしまったようなリライトを送ってくる事に対して共著者が「なんでそんな簡単に書き直してしまえるんだ?」と聞いたら、
「現段階では私にとってサンクコストが存在していないから」と答えたそうな。
人間は過去に縛られる。
僕もそうだけど、仕事で培ってきたものや、生活のスタイルなど
生き方を変える恐怖や、もったいないと思うことに対して縛られて生きている。
そこで最近見つけたサンクコストバイアスに縛られずに行動している人を二人。
放射線技師からゲームクリエイターへ
先日UEを画作りに使おうと勉強していた時に知った人。
放射線技師という専門性の高い分野を捨ててゲームクリエイターに転身したそうな。
ぶっちゃけ、僕が今からゲームクリエイターを目指せと言われたら心が折れる。
業界としては関連性の近い、また技術的にも融通が効く面があるのにもかかわらず心が折れる。
放射線技師からゲームクリエイターってのは関連性がないようにも思う。
仮に趣味でやっていたとしても、その分野に飛び込むために仕事を変えるのはすごい勇気だ。
僕は作曲と少しギターが引けるが、今から音楽の世界にと言われても困る。
スキルをすでにもっていても生業を変えるのは大変だ。
沖縄から東京へ50歳間近で
業種を変えたわけではないけど、生きる場所を変えた人の例。
最近沖縄のラジオをよく聞いているので知った人。
これもなかなかの勇気だと思う。
長い間過ごした土地から東京へ。
仕事でもプライベートでも、多くのサンクコストが沖縄に埋まっているはずだ。
勇気のいることだと思う。
僕はどこでも出来る仕事を持っているのに県外に出て新しい生活をするという選択すら取れずだらだら住んでいる。
県外に出てみたいと何度も思ったにもかかわらず僕は縛られている。
彼は僕ができない選択をしたどころか、仕事先もまだ決まっていないと先日のラジオで話していた。
まとめ
それをやって退けた。結果がどうこうではなく、やるという行動を取る事はすごいことだと思う。
こういう意識があれば将来の不安なんて過剰に抱えずに生きていけるんじゃないかと思う。
お金より対応力、適応力、フレキシブルに生きる。つまりは精神的な柔軟性。
年齢や諸々の環境やスキルに対しての言い訳をせずやってしまえるような
そんな人間なら、
きっと過剰な不安を抱えずにいきて生ける。
自由に生きるために必要なものは、やはりお金ではない。
大事なものの一つは、こういった精神的な柔軟性なんじゃないだろうか。