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【読んだ本】ほったらかし投資術 第三版

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僕が読んだのは確か2版だったはず…。って事で第三版を読み返す。

折込付録つきでいい本だった。

ただ、山崎さんが書いたであろう文章、読みづらすぎてワロタ。

山崎さんは好きなんだけど、文章難し+ややこしすぎますってって感じで読んでました。

よかった所を箇条書きすると

  • リスクプレミアムについてしっかり学ぶ機会を得られた
  • 長期・分散・低コストを頭に叩き込めた
  • リスクをもっと取っても問題ないかもな、と思えた。結局必要になったら取り崩せばいいだけだし。

その辺。

リスクプレミアムについては僕がまったく正しく理解できていなかったと反省させられました。

まぁまだしっかり理解できてるとは言えないけど、

無リスク資産金利と変動にさらされるリスク資産の期待利回りの差の事だってのはぼんやり理解していたけど、1株あたりの株価からリスクプレミアムを計算して理論株価を算出する方法があるなんて事すら知らなかったし。

2版にも書いてたのかもしらんが、投資について初めて読んだ本でこんな事書かれててもわかるわけがなくて抜け落ちてたんだと思う。

まぁ何にしても、つまらなかったけど、内容はすごくいい本だった。

つまらなかったってのはあ、8割以上しってる事で読み飛ばしも挟みながら読んだので「読書」を楽しめてたのかと言われるとなんかあんまりという感じだったという意味です。

インデックスは分散されてるから売買を考えなくて良いってホント楽でいいっすね。

本書にも書かれてあるけど、人生を支えるためにやる投資で、爪に火を灯すような節制をしてFIREを目指したり、水瀬さんのように個別株の変動が気になって本業に支障をきたしたりってのは違うと思う。

FIREに至っては、結局お金に振り回されてるじゃんって思ってしまうしね。

無理な節約について

個人的には「本人が楽しめてるなら他人を害さない限りなにやってもOK」ってスタンスを持ちたいと常日頃から考えている人間なので、節約も楽しめていればOKだと思います。

でもFIRE界隈って、インフルエンサーが煽るから

「会社辞めたい」が選考しすぎて、目的と手段がわやくちゃになってる人がもしかしたらいるんじゃないかと思ったんですよね。

ストレスで自殺する人がいるように、ストレスで非合理的な行動を取ってしまう事って普通にあることだと思うので。

そういう意味でも、節制をする事によって失うかもしれないものについても考えるべきだと思いました。

人的資本(自分自身を資本とする考え、稼ぐ力のみならずだと思うけど)や、社会資本(人付き合いとか)には形成するために時間やお金がかかります。

僕は社会的資本少ない人間だけど、これはお金を節約したんじゃなくてそういう気質だからであって、だから別に過剰に後悔したりはしていない。

でもやっぱ考えるわけです「あの時ああしてれば別の人生もあったかもな」って。

それは後悔というより誰しも考える、エンタメ的なたらればだと思うんですけど

こういうのが「お金のため」って意識があると後悔になると思います。

フォーカシングイリュージョンって認知バイアスについては何度も書きましたが、思い込みなんですよね。

サイコロジーオブマネーにもありましたが「何事も思ったほど良くもないし、悪くもない」もんなんです。

だから、過剰に今を犠牲にするのはあまりお薦めはできないなと。

それをネタに漫画や本を描くとか、そういう原動力に変える目的があるならある意味ありかもしれませんけどね。

節約本とか。

仕事を楽しむためにも長期分散投資を

まぁ、だから僕は自営業なりなんなり手に職つけてしまうほうが結局はいいと思ってるんだけど。

仕事ってやり方次第では楽しいんですよ。

それが強いられてしまうものになるから、「自分のコントロール外のもの」という感覚が強くなって不幸になるのであって、自分で課題を設定クリアするってのは原理的にはゲームと同じなので、楽しくないわけがないんですよね。原理的には。

これがお金のためとか、命令されたからとなるからつまらなくなる。

なかなか難しいかもしれないけど、せめてお金のために働かなきゃいけない状況からは楽になった方がいい。

そのためにも「長期・分散・低コスト」を頭に叩き込んで、保有し続けたいっすね。

コロナショックについて

コロナショックについても書かれてました。「上げにも下げにも付き合う」っての良いなと思いましたわ。

リスクプレミアムを理解した上でこの文章を読むと、「あぁなるほど」と腑に落ちます。

リスクはとったまま、恐怖を仕事の原動力にするってのは?

んで、山崎さんはリスク多めにとっていいぞ派の人であることは、ネット記事でも理解していましたが

僕はカウチポテトにしたいなぁという意識が少しあって、リスク低めに取りたい派の人間なんですよね。

でも、現在株高円安でやたらリスク資産が大きくなってしまっている。

だからどうしたもんかと考えて、新NISA口座に移すタイミングで少し多めに取り崩したりしてたんです。

でも、もうどうでもいいやと思えてきた。

落ちても、取り崩す日とバッティングしてれば取り崩せばいいだけだしと。

なんかこれはこれで後悔しそうだけど、仕事があるうちは平気だろうと。

現金と変動国債事態は比率は低くとも、生活費としては十分すぎる量あるので、なんやかやで暴落乗り切るくらいの余裕はあるんじゃないかと。

何にしても未来はわからんのでね。

リバランスするより、このリスクへのうっすらある恐怖心を利用して、仕事頑張って、ストック収入増やすみたいな活動に従事する方がいいのかなと思ったりしました。

ま、でもお金の不安は認知機能は判断力を鈍化させるらしいんで、リスクは下げた方がいいかもしらんが。

やっぱ迷う。が、迷ったり暴落したらこの本を読み直すなり、Youtuberの「大丈夫やで」でも心の支えにしてればなんとかなるか、とか適当にとらえておきますかね…。

まとめ

うんこ行きたいのでまとめます。

面白みはないがいい本でした。

他の本やYoutubeで学習してる人にとっては面白みはないと思います。ただ、握力強めるために本棚に置いておこうと思える本。

というか、ゴリゴリ初心者向けなのか、玄人向けなのか、振れ幅が大きくてしんどい所はありましたね。

面白い投資の本が読みたいなら、サイコロジーオブマネーの方がおすすめかな。

あ、新NISAの折込付録よかったです。「できるだけ早く、さっさと埋めてずっともっとけ」みたいな当たり前の事しか書いてないけど、小さいペラ紙にまとめられてて良かった。

今後投資本を読むか

うんこ行ってきたので続きを書きます。

ルネ岩田さんが、「月に一冊はお金の本を読む」っていってるんで、僕も読もうかなーと思いサイコロジーオブマネーを買って「おもろ!」となったわけです。

んで、最初に読んだ本の新版だし、ヤマザキさんの本だしと思って買ったものの、思ったより面白くなかったんですよね。(面白くないについては前述した意味で)

養老先生の言葉を借りるなら、お金の本には「花鳥風月がない」

「あーおもしろ」って思えるものを読む方が心の健康にはいいかなと。

小説や対談本、新書とか知らない事を教えてくれる本、を読む方がいいかなと、思うのでした。

暴落時のための安心材料になるような本は持っておきたいなと思ってるんですけどね、そういう意味では、ほったらかし投資術一冊ではちょっと物足りないかもなんで、まぁたまに気が向いたらチラホラ読もうかな。

なんかおすすめの暴落時の心の支えになりそうな本があったら教えてくだせ。

↓今読んでる養老先生の本。これは素直に発見が多くて面白いです。

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