お金でお金を増やそうとするとリスクが増えてストレスが増える。
株高で資産が肥大している現在リスク認識が甘いかもと感じてきた。
仕事を楽しむ方法を考えたほうが良いと思った。
三木清の人生論ノート曰く「生活と娯楽を切り離すような思考が奇妙な二重生活を作り上げている」と説かれていた。
著者曰く、「生活を楽しむことを知らねばならぬ」らしい。
生活の捉え方は色々あるが
お金を稼ぐというのも生活だ。これを娯楽と近づけた時にこそ本当にお金の問題が解決する気がする。
本多静六の言う「職業道楽」ってやつだろう。
僕はお金がほしいのではなく、眼の前の事をどう楽しむかを欲していた。
そしてそれを壊したのは間違いなく、「お金があれば自由が手に入る」というフォーカシングイリュージョンであって
眼の前の事を楽しむという事については、お金が無い頃から常に目の前にあったのだと思う。
元の生活に戻せばいいだけ。
お金の先にあると思っているものは、割とくだらないし、楽しむこととは関係がない。
不安も不確実性まで考えると消えることはない。
節約料理を楽しむように、稼ぐことを愉しめば良いだけ。
幸い、お金を使わなければ楽しくない人間ではないから、本来お金がなくても気楽でいて良いはずなんだ。
何をどう楽しむのか、それを自分の人生の上で組み立てるのに、お金は補助輪程度にしかならない。