死にたくなった時人間は、何をすれば救われるのだろうか。
これは決して専門的な話ではないので、役に立たないかもしれない。
自分は長年「希死念慮」を持っていたが、最近は薄らいでる。
基本的な対策
- ジャンクフードをやめる
- 運動量を増やす
- 日光を浴びる
- よく寝る
この辺は基本的な対策として効果は高いけど
睡眠なんかは、そもそも眠れないことで悩んでる人も多いだろうし対策のしようがなかったりする。自分もそうだったし、今も若干怪しいのでなんとも言えない。
ただ、運動量を増やすと眠りやすくなったりするので、相関関係にあるんだと思う。
どれかが欠けるとバランスが悪くなるから、少しずつ改善していくのがいいんじゃないかと。
性格は変えられないと知る
性格はほとんど変わらないらしい。
性格を5つに分けた代表的な指標のビッグファイブでいうところでは、変わる要素もあるが変わりづらい要素もあるという感じ
何より「変えよう」という意識が自分を否定することになることもあるので
頑張ってもほぼ変わらないものだと理解した上で考えた方がいい。
大事なのは「変えてなんとかする」のではなく「今の自分を受け入れる」事だったりするらしい。
何かを変えて問題解決しようってのは心理療法の世界では限界があるよねという見識もあるらしいので、まず受容することから始めてみては。
認知行動療法をやる
自分の希死念慮が消えた一番の要因はこれだと思う。
- 認知の歪みのパターンを学習する
- 状況とそれに応じた自分の心理的な反応を書き出す
- 認知の歪みを探す
- 俯瞰して別の考え方を考えてみる
この力はスキルだから鍛えられる。
所詮、どんな状況でも幸せなやつは幸せで、不幸せなやつは不幸せ。
これは認知の結果にすぎない。
幸福は本当に、心理的なものであって物理的にどうという事ではないのだろうと思う。
もちろん物理要素が原因で心理的に圧迫されることもあるだろうから、本当に物理的に逃げなければならない時にはそれを優先しなければならない。
けど、往々にしてまず心理的なものなのでスキルを鍛えれば、心理に対する対処も早くなるはず。
本は読書療法としての効果もあるらしいけど、CBTの実践はアプリなどを使うと習慣化しやすいかも。
曹洞宗が出してるこれが良さげだった。
余計な事を書くが、仏教は宗教として分類されるけど、個人的には元はゴリゴリの哲学だと思っているし、曹洞宗はオカルト要素薄い宗派なのでわりと信頼できる日本仏教かと思ってる。
心療内科界隈からも出てるらしいし、いくつかあるので合うものを見つけると良ろしかと。
認知のゆがみチェッカーもシンプルで良いアプリでした。
人に話す
個人的には、これができりゃ苦労しねぇよの代表作なんだけど。
死にたい思いを話せる相手やサービス、正直5chの人生相談的なスレでもいいと思う(自殺スレは死にたい人が集まってるのでおすすめしない)。
とりあえずなんで死にたいのか書き出す事と、別の視点を得られて楽になれるかもしれない。
認知行動療法の亜種として他人の視点を借りるようなものだと思えばやりやすいかも。
とにかく紙に書き出す
俯瞰するだけでも違ったりするので、CBTの亜種としておすすめ。
筆記開示やエクスプレッシブライティングとか呼ばれてる手法
個人的には認知の歪み10選くらいは学んだ後にやった方がいいと思う。学習しておけば、書き出した時「これは飛躍した考えだな」と気づける回数が増えるかも。
おわり:死にたいやつは勝ち組
放っておいても人間はいつか死ぬので
別に死に急ぐ必要もない。
それに、死にたいやつってのは死にたくないやつより儲けものだと僕は思っている。
この絶対的な不条理である、死という存在はどんな人間にも否応無しに訪れるので
死にたく無いやつは、死にたくないと思いながら死ぬことになるが
少なくとも、死にたいやつは死への恐怖は抱えるとしても、心の何処かでは「やっと」と思って死ねるだろう。
終わりよければすべてよしなんて言葉があるけど、
最後が悲観か、安堵か
その違いで言えば、死にたいやつに軍配が上がっている。
だから、死にたいやつは勝ち組だと思ってのらりくらりとしていればいいのではないかと
そんな事を思ったりする。