隠れて生きよ ~いのいぬ.com~

漫画描きが、漫画や絵の事、作品レビュー、セミリタイアや哲学などについて書いてます

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています

読書メモ「これも修行のうち」

身辺整理してたら出てきた、放ったらかしにしてた本。

一つの事に集中する事が快楽である

「一つの事に集中する事が快である」ってのはほんとそう思う。

ショーペンハウアーも言ってるけど、「没頭できることが幸せなんだ」って話だなぁと。

他人への共感で快を作る事も出来る

年齢重ねると喜ぶ事にも慣れて、喜びが減るんだけど

そこで、「他人への共感で快を感じることが出来るよ」って打開策を提示してた。

コンパッショントレーニングや、利他性の面から心理学的にもおそらく正しい可能性が高いのではないかと思う。

実際よく散歩に行く公園で保育園児が楽しそうにしてたりすると気分良くなるしね。

でもそれも嫉妬してしまうような心の状態が存在する事も理解してる。

他人の幸せを妬ましいという心はどう解消すればいいのか、明確な答えを持っていない。

僕の場合知らん間にその時期は終わってた。年齢が解決してくれたのかもしれないし、長年のメントレが効いたのかもだし、筋トレとか運動の週間が効いたのかもだし、わからん。

まぁ、割といい本。

瞑想実践本として読みやすいし。

尻穴瞑想

最近またうっかりタンパク質を取りすぎて痔をやらかしたので、ケーゲル体操しながら「締める!」「ゆるめる!」つって瞑想しよかなと思った。

なんでも集中すればマインドフルネスになる。

尻穴が瞑想トリガーになると発信したのはおそらくこのブログが初めてであろう

余談

72歳まで座り中心の生活してたおじいちゃんがローイング大会で勝ちまくってる上に、身体機能が40代なんやが!ってスレッド投稿。

詳しくは読んで欲しいが

「突然何も無いところから、これが面白いぞって気づいちゃったんだ」っておじいちゃんのセリフ

すごくわかる。

僕も最近プリズナートレーニングにハマったんだけど、今まで筋トレ情報は集めてたのにナゼかこれを読んで自重おもしれーって思えた。

科学信仰が僕の邪魔をしてた気がする。

正しいやり方というか、最高率を求めたあまり完璧主義に走って、いまいち楽しめてなかったというか

プリズナートレーニングは、そういうのあんまり気にしてない。科学無視をしてるわけでもないけど最高効率というよりなんか少しずれた感じが一種の畏敬を感じる。

つまり「なんか知らんが、かっこいい」って事。

何がきっかけで好奇心が爆発するかわからんから、本を読むって大事だなって改めて思ったよ。

科学的な正しさやコスパ、効率を優先するよりも、自分の好奇心に忠実で楽しんで生きたい

最近は親の体調、自分の体調があまりよくなくて、それきっかけでメンタルが調子悪いが、こういう日もあるからね。

とにかく、死んだ時どうにもならんような部屋にはしておきたくなくて、物を捨ててる。

立つ鳥跡を濁さず。

メンタルがおかしい時でも出来る範囲でいいから出来ることを小さくやって、少しでも「やった感」を獲得してきたい。

筋トレについてまとめ

私は現在、自重トレーニング原理主義者です。

筋肥大と筋力アップ

    筋肥大は「低負荷高回数高頻度」
    筋力UPは「高負荷」⚠怪我注意⚠

高レップ数

    40Repsくらいまでなら十分に筋肥大する。
        負荷が弱いため怪我し辛い。
        高負荷に耐える腱や間接が成長するための時間的余裕を作れる。

高頻度

    筋肉の成長は、筋トレ後3日程度で終わる。
    5分割法は筋肥大に不適格。せめて全部位週2程度のトレーニングを。

自重トレーニングで十分高負荷をかけられる

    片手片足種目、跳ねる、スプリント等
     **⚠負荷が高いのでウォームアップは必須。** 
        怪我したら元も子もない

ウォームアップ

    低強度のトレーニングで血流を増やして体を温めればOK
        例:ターゲット種目が通常腕立て伏せなら
            ⇨椅子や膝立ちで行ってから通常腕立てをする

筋肉痛:あろうがなかろうが筋肉の成長に関係ない。

    追い込みすぎて怪我をしてる状態とも言いかえることができるから、基本は「無い方が良い」まである。

疲労回復

    寝る
    アクティブレスト⇨ウォーキング等で血流を増やす
    栄養⇨加工食品を避けてビタミン・ミネラルが豊富なものを食べる。

筋トレ:自重で十分⇨自重がベスト

プリズナートレーニングを読んでる。

筋トレは自重でいいというか、自重こそ至高であると再認識した。

ダンベルを処分する。

筋トレは自重でいい理由

自重でいいというか、自重の方がいいかもしれないとすら思い始める。

  • 筋トレ用の器具がとにかく不自然であること
  • 自重トレーニングは間接や腱、神経系も発達させなければ高難易度のトレーニングが出来ないため、怪我が少ない
  • 体操選手は基本荷重ツールを使わない(らしい)があの体つきである。
  • 昨今の研究で40repsくらいまでなら全然問題なく筋肥大するとわかってきたらしい。

不自然であるツール達

バーベルやダンベルのように「扱いやすい重り」が開発されたのはここ100年そこそこの事でこういったものを扱うのは不自然な事である。

バーベルやダンベルならまだ良しとしても、謎マシンに関してはほとんど論外。

特殊な活動を行って、特定の部位を鍛えたところで使える体は作れない。

自重で高負荷をかける過程で体のコントロールを学べる

自重トレーニングは、大きな負荷をかけるならば体のコントロールを常に学ぶ必要がある。

片手の腕立て伏せや懸垂、スクワット、そして逆立ちやブリッジ。

これらを容易に出来なければいくら筋肉を鍛え上げたところで「体を使える」とは言えない気がする。

複数の筋肉を複合的に稼働させるのが人体であり、特定の部位を鍛えてふくらませる事に意味があるとは思えない。

体操選手の体

プロ体操選手の体を見ればわかるが、十分な体つきをしている。

体操選手は基本的に荷重をしないらしい。

詳しくは知らんが、自分の体一つで十二分に鍛えられる証明ではないだろうか。

40Repsまでは筋肥大する

40という区切りが明確なわけではないだろうが多すぎるRep数は筋肥大には効かないのは明白。

マラソン選手は細い。短距離選手は太い体をしている。

走るという行為が「浅いランジをしている」と考えた場合、そこにかける強度がやはり側近を発達させるために重要な役割を担っていると思う。

昨今の研究で40Reps程度までなら十分に筋肥大するというデータが出てきたらしい。

そして、自重トレーニングの高難易度のものはそもそも40回も出来ない。

誰が、片足のスクワットや、片手の懸垂が安定して軽々と40回も出来るんだろう。

そんな事が出来るのは、ごく少数だと思う。

ベンチプレス100Kg程度の人間じゃ到底無理だろう。

自重トレーニングが不十分になることなんてほぼ無い。

使える筋肉使えない筋肉論争

「使える筋肉」の定義は人それぞれだが、

ボディビルの世界ではデカさが物を言うのだろうと思う。だから「デカさ」=「使える筋肉」となる。

ただ、万人にとってそれは目指すべき目標ではないと思う。

ジムに通ってバーベルを持ち上げている人間の一体何割がボディビルを目指していやっているのか。

僕は、自宅や公園で、十分な体を作れると100%確信した。

というか、むしろ生きるための筋肉にバーベルやダンベルは必要ないどころか悪影響だとすら感じる。

便利すぎるものによって鍛えられた体は、不測の事態に対応できる体にはならないのではないか。

筋肉Youtuber対決

キャリステニクス(基本自重のトレーニング)とジムトレーニーが対決する海外の動画を何本が見たことがある。

基本キャリステニクス側に軍配があるような結果となっていた。

無論、僕が以前からキャリステニクスを中心に見ていたから主観がそちらに置かれている動画を見つけてしまっただけかもしれない。

ソレに関してはキュレーション時代にあっては有りうることだから仕方ないとして

あくまで僕が見てきた動画の感想を述べると

荷重トレーニーは安定感がない。体全体を扱えていない様子が伺えた。

体はデカくたくましく、かっこいいのだけど、逆立ち一つ安定して行えない。

これは「日常で使える体」と言えるのだろうか。

過去、ジムが普及する以前のボディビルの世界では「上半身は逆立ち腕立てで鍛えた」なんて選手も普通にいたらしい。

今は便利すぎるがゆえに、単一の筋肉を扱ったり、同じ平凡な動作でどんどん筋肉に刺激を与える事が出来てしまう。

しかし、それでは身体機能は向上しない。

筋肉がでかくなって、重いものを扱えるようになっても、その重量を扱う角度が変わればバランスは取れるだろうか?ものの形が変われば同じように持ち上げられるだろうか?

日常で使えるというのは、こういった体を扱うことのフレキシブルさというかそういうものも重要に思える。

鍛え上げた筋肉があっても、その筋肉を扱えず逆立ち一つまともにできない、では、ただでかい重りがついているだけなんじゃないか。それは必要な筋肉なのだろうか?

まとめ

「筋トレは自重で十分」ではなく「自重こそ筋トレにふさわしい」に考え方をシフトしました。

プリズナートレーニングと体操選手の鍛錬動画を見ての感想です。

異論は認めます。

ただ、僕は体の自由度をあげる筋トレに興味はあれど、

大きく膨らんだ筋肉にはあまり興味がないという事がはっきりしたので、ダンベルを捨てます。

おまけ:筋肉が膨らみ過ぎたらこうなるというネタ

www.youtube.com

これは柔軟性がないだけなんだろうか?それとも膨らみすぎた筋肉が邪魔で可動域が小さくなったのだろうか。

もともとビルダー界隈詳しくないので、よく知らんけど、仮に全員こうなるならマジでなんのための筋肉なんだろうとなってしまう。

笑いを取るための筋肉なんだとしたら十分役割は果たしている。左の人、死ぬほど笑ってるし。

おまけ:CalisthenicsやConvict conditioning、自重やプリズナートレーニングやってる人たちのチャンネル

中には荷重ベストやぶら下げる重りを使う人もいるし、バーベル等を扱ってるシーンもあるけど、基本は自重の人たちって事で、その辺は御愛嬌。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

ケチる貴方を読了

ケチる貴方を読了

「我が友、スミス」の方が好みではある。

無論ネタバレをする。

本書は「 ケチる貴方」と「その周囲、五十八センチ」の二本収録

ケチる貴方について

極度な冷え性の女性がある事がきっかけで温かさを手に入れられるようになる話。

自分の真意ではない方向性へと無理をしてしまう話。

正直、あまりピンとこなかった。

しかし、相変わらず文章が面白い。

その周囲、五十八センチ

後半の短編「その周囲、五十八センチ」は良かった。

体型に恵まれていない女性が太ももの「脂肪吸引」を発端に、脂肪吸引に依存していく話。

偶然にもドーパミン中毒を読んだ後だったので、内容がすごくマッチする。

痛みには依存性がある

と、痛みのある人生にハマっていく様子が描かれていた。

終盤、美容外科の先生から言われる言葉が刺さる。

「あなたが人よりガンバレたのは、その脚のお陰なんじゃないの?」と。

人間は、「欠点」をバネに、動悸に生きる事もある。

僕にとっては「不安」だったわけだけど

ネガティブも使いようだ。

不健康ではあるが、主人公は仕事を頑張り、そのお金を脂肪吸引に捻出し続けて生きている。

その人生の是非については、あくまでレヴィ・ストロースの言う「構造の奴隷」的な思考で考えるなら、良いものとは言えないと思う。

とはいえ、主人公は脂肪吸引をするという人生の糧によって生きているんだ。

依存は確かに問題だ。

それによって人生が狂っているのであれば、治したいと考えているのであれば、他人に迷惑が生じているのであれば問題だろう。

でも、自分の問題として自分が消化出来ているなら、それはそれで一つの人生だと思う。

これも一つの中道という事だろうか。

いや、本来なにかに縋って生きるのは普通なんだ。

それが新しすぎたり、多すぎたり、刺激が強すぎたりするが故に問題として表面化しているだけで

人間ってのは結局なにかに縋って生きていく。

何もなかった頃は、それはコミュニティだったり、ちょっとやばい植物だったり、少量の貴重な嗜好品だったんだろう。

今との違いはおそらくソコんところなんだろうと思う。

脂肪吸引は間違いなく強すぎる刺激だが、それで生きていく事ができるならそれも一つの人生。

そんなことを思いながら読んだ。

そして、改めて思うが、人は飽くなき欲の探求の結果幸福になるのではないのだと思う。

和敬清寂

「和敬清寂」という言葉がある、千利休発だとかなんとか。

和は他人と折り合いをつけてうまくやること、仲良くすること

敬は尊敬の意味。他人には他人の価値観があるのだから、尊重するという事。

清は自分自身が清く生きること。身の回りを整える事

寂は、静かさとされるらしいが、涅槃寂静の「寂」つまりは余計なもの抱えない事と説かれる事もあるそう

苦痛の中にいる時、全く逆を言っている気がする。

人を非難し、自分の価値観を押し付け、他人をコントロールしたり、他人より優れていると証明しようとしたり。

自分が自分を尊敬できない行為に走る、怠惰に時間を過ごしたり、よくない事をやってしまったり

そして多くを得ようと、抱え込む騒がしい人生。

僕は可能なら、強い刺激に依存するより、こういう人生がいいと思った。

やっぱ本は電子より紙や。:高いリマインダー効果

Kindleユーザーではあるんだけど、紙のが良いなと改めて思った話。

紙の本のリマインダー効果

本棚に置く事でリマインダー効果がある。

デジタルリマインダーはたしかに役に立つんだけど、ものによりますよね。

「●●日に●●をする」みたいなのだとデジタルでいいんだけど

常に覚えておきたいこと、ふとした瞬間に思い出すとプラスになるような事は、部屋で目に付く場所に本棚を作って置いておくのがなんやかやでいい。

哲学やドーパミン中毒みたいな本、死の本などはそれに当たる。

パラパラ感:めくりやすい

「どんなこと書いてたっけ?」とパラパラするのもデジタルと比にならないくらい捲りやすい。

Kindleは検索できるメリットはあるんだけど、Kindleって読み終えるともう一回開こうってのがかなり意識的にならないと開かない。

普段からフルでKindle使ってる人でも、読んでる途中の本を開いて続き読むのが基本になるんじゃないだろうか

そんな頻繁にライブラリなんて見ないから、そもそもどんな本があったかという事を気に止めなくなってしまう。

中に書いてある事は、意識して参照するつもりにならないと完全に忘れていく。

物質感。

記憶は五感と関係があるので、全部同じ質感になってしまうデジタルはその時点でデメリットがありそう。

付箋貼ったりも出来ないし。

パラパラ感とかぶるけど、電子は「このあたりに書いてあったよな」とパッと広くってのも立体感がないから出来ない。目次に頼るという方法しか取れない。

電子書籍の弱点補填

Ankiを使う

覚えておきたいことはAnkiに突っ込んでくるくるしてると忘れないかも。

こんな事言っておいて、僕も最近Ankiすらやらなくなってるから、これもなんとも言えない。

定期的にアウトプットする

読んだ本を元にアウトプットする作業、例えばTwitterやブログで乱文書くってのはそれにあたるんだけど

こういう作業してると覚えておきたいことは覚えておける。

ただ、これも結局、紙に劣る。

紙だと、うっかり目についた本から「良いこと書いてなかったっけなー」ってパラパラやりながら、アウトプットできるんだけど

デジタルだとそもそもその本が合ったことを忘れるという。

まとめ

やっぱ紙がいい。

本棚リマインダー効果と、パラパラしやすい点で圧倒的に頭にのこる。

電子読むくらいならオーディオブックのがいいんじゃないかと思う。歩くとかストレッチするとか、ながらで聞けるしね。

刺激に触れない時間がすごく大事なんだろうなって事は「ドーパミン中毒」通して再確認したので、ながら作業の時間すごく短くなったんだけどね。

余談:プリズナートレーニング

体の不調と怪我が連発してるので、筋トレを見直すことにした。

自重でやろうという事に。

運動脳を読んでると、どうやら筋トレより持久力を鍛えるトレーニングのが脳に効くというデータがあるっぽい。

個人的に「血流」が関係してるんじゃないかとは前々から思ってたので、筋肉も大事だけど、心臓を動かすのが大事なんだろうと思ってる。

別に重りを使っても持久力トレーニングは出来るんだけど、重りなくてもいいよなという考えに至る。

何よりも、重りで怪我をしてしまうことも多々あるし。

軽いダンベルくらいなら持っておいて損は無いと思うけど、それすらいらないんじゃないかと思い始めた。

そもそも!、憧れるのは重りで筋トレしてる人より、フランク・メドラノみたいな人なんだよな。あの人も荷重やってるけど、自重が中心みたいだし。

クリス ヘリアも自重で十二分にかっこいい体してるしね。

って事で、ゲーム感覚にロードマップ作ってくれてるプリズナートレーニングを始めることにした。

ウォームアップはステップを下げたものをやればいいし、これとヨガをやっていこうと思うます。

場所取らないシンプルなのが一番だよねぇ。

全部クリアして筋肉も十分についたら、ケトルベル買ってスイングとゴブレットスクワットあたりやれば正確には十分すぎる筋肉を維持できそうですね。

防衛大学校奮闘記:自衛隊:国防

夜、ストレッチと体幹トレやりながら聞いてる。

目の酷使、と姿勢の固定時間を減らすために夜の読書時間を減らしたかったので。

内容は面白い。

防衛大学校、ぶっちゃけやばいくらいのパワハラ感があるんだけど

「よしよし」やっててもダメな世界だからそういうもんだろうと受け入れられる。

というか、著者はTwitterインフルエンサーらしく、疲れるくらい小ネタを盛り込みまくってる。

文章で笑わせるスキル、欲しいなと思った。

Twitterスキルでも勉強してみようか。

短く、面白くみたいな。

Prep法でいい文章書こうとしてもつまんないって思っちゃったから、続かなかったんだよなぁ。

大学でまともな論文も書かずに卒業しちゃったからちゃんとした文章書き方わかんないまんま、だし、単純に面白いと思えなかったから。

しかし、面白いってなんだろうね。

謎だね。

やっぱ瞑想が最強なんじゃないだろうか

ドーパミン中毒を読んでから、パラダイムシフトが起こったもののふわふわした状態になってる。

これが一種の禁断症状的というやつなのかなんなのかは謎なんだけど

ネットもほとんど切って、動画も見ず生活出来てる。

ラジオや読書、オーディオブックを聞く時間も儲けてあるから全てのメディアを断ってるわけではないし、それなりに娯楽を感じてる。

だからとくにメンタルに大きな問題があるわけではないけど、

「苦痛から逃げると苦痛がやってくるから、苦痛を受け入れよ」と言われましてもねぇ…

「どうやんねん!」

って言う違和感を抱えててた。

でも先程、「あ、つまりは瞑想やんけ」って事に気づきまして。

所謂ヴィパッサナー瞑想、常に現在に気づき続けるってやつ。まぁマインドフルネスとヴィパッサナー瞑想はほぼ同義だと思う。

マインドフルネスは創作業にとっては逆効果になる事もあるので、マインドワンダリングな時間もしっかり作ってやりたいと思うものの

「苦痛(僕の場合主に暇)への対処」って意味ではやっぱこれが最強ソリューションな気がしてきた。

何かをすることで紛らわせると、その行為が行動嗜癖となったり、快楽として依存対象になったりしてしまう。

だから、対処としては「マインドフルネス的に気づいて放置」がベストって事なんでしょうね。

あー、難しや。

でも、「抑えつける」って間違った感覚は出なくなったかもしれない。

「苦痛を快楽で対処すると苦痛が増大する」って理屈に納得したので、抑えてるというより「よーしよしよし」って感じ。

って事で瞑想の道に戻る。

でも、以前とは心持ちが全く違う感じである。

知識ってのは大事だなと改めて思った。

ってことで、この本もパラパラ読み返してる。

たしか、著者は亡くなったはず。

事故で体の自由を失い痛みと戦いながら、瞑想継続してなんか吹っ切れた人。

健康な金持ちがなんか偉そうに語ってるYoutubeとかより、実際に 苦しみの渦中にいる人の実体験は効くよなぁと思って、QAを再読してた。

「ドーパミン中毒」の学習後だと理解が深い気がする。

あの本には瞑想やマインドフルネスについては深堀りされてなかったけど、明らかに理解の補強になってる。

何をすれば満足するのか

ドーパミン中毒を読んでから快楽と苦痛について結構パラダイムシフトが起こってるんだけど

この「何をすれば良いのか」ってのも苦痛からの逃避なんだろうなと気づけてきた。

何が自分にあってるのかとか、何をすれば楽しいのかとか

これは楽しいことがわからない、とかそういう事ではなく、苦痛からの逃避行動。

苦痛を受け入れないと始まらないんだろうと思う。

この状態がおかしいのか、人生ってのはこういうものなのか

それはよくわからないのだけど、とにかく他人がどう思っているかなんて事は議論してもクオリアの有無を模索してるのと同じくらい無意味な行為だと思うので無視するとして。

自分がこの苦痛を避けようとしている状態から開放される方法を考えた方が良さそう。

「何かに没頭する」というのはショーペンハウアーはじめ多くの哲学者が出してる幸福に対する解答なんだけど

「没頭」と「依存」の境目は?

なんて事を考え始めるとどんどんよくわからなくなってきた。

とにかく、

おそらく今自分にとって必要なのは

  • 依存ではなく、没頭出来る事をやる

なんだと思う

その際の注意点として

  • 生活を害さない程度の自制を保てる事
  • 一定の苦痛を許容すること(楽なことばかりではない)
  • ★損得勘定で考えないこと

3つ目は大事かもしれない

コレは仕事に役立つのか?とか考えて本を読む不毛さったらない。

昔はこれが当然だと思ってたけど、今思えば、こんな無意味な人生の中で、銭をいくらか多く稼ぐなんて行為に価値があると思ってることの方がどうかしてる。

人間は生きて死ぬだけの動物だ。

損得勘定より面白いかどうかを大事にしたい。

私は「すぐやるタイプの陰キャ」です

www.tyoshiki.com

上の記事読んだ。私はすぐやるタイプの陰キャですわ。

すぐやるタイプの陰キャ

思いついたら時間が許すならとりあえずやる。

映画も音楽も、すすめられたらとりあえず見聞きはする。

ブクログでテーマ提示しておすすめ本を教えてもらったらとりあえず読むし。

姉の小説センスとは合わないので、姉にすすめられた小説を読むことはあんまりないけど、最近は読書時間も増えたので挑戦しようかなと思ったりはする。

Youtubeチャンネルも5つ以上開設して、地声のものからゆっくりもボイボも作った。1つしか収益化しなかったが。

でも、すぐやるけど、すぐ飽きる。

ChatGPT使って23年は副業2つ作って、ちゃんと小銭稼ぎツールにしたけど、飽きて放置状態になってるし。

他人のおすすめがガッツリはまって続いた事がほとんどない。何か感想を期待されたりという雰囲気を感じたりすると嫌になってくる、回避性パーソナリティ障害の気質だろうか、このあたりからも100%陰キャだと断言出来る。

人に会いたがらないし、二人だと必死に会話をしようとするけど

3人以上だと黙って部屋の隅で腕抱えてククルス・ドアンのザクみたいになってるタイプ。

この前散歩中に自宅玄関ですっ転んだオバアがいたので助けたことがあったが、

それ以来、その道を避けて歩くようになった。自分で関わっておいて、その後は関わりたくないと思ってしまうくらいに、ド陰キャである。

すぐやるくせに陰キャなのはナゼなのか

このように、すぐやらないのが、対人関係に関することだからだろう。

困っている人を助けるとかは例外として。

とにかく誰かと会うとか、人の力が必要となるとやろうとしない。

二人以上でやるプロジェクトとか基本関わりたくない。

ウルトラジャンプからもらった作画依頼も秒で断った。原作付きとか厄介この上ないと思って。

売れるとか売れないとかより、人と関わるのが嫌だ。

他人は自分次第ではないから、厄介事が増えて関わりたくないと思ってしまう。

吉田兼好が「子供なんか作ったらおめぇ面倒くさいぞ」と言ってるのがすんなり理解できてしまうくらいの陰キャ。

子供なんて、圧倒的にアンコントローラブルなものなので、作ったら厄介が増える。

もちろん楽しいことも増えるだろうけど、僕は厄介に関わるくらいなら楽しいことが減っても問題ないと思ってしまう。

自分次第であるもの、つまりコントローラブルな事には手を出すがを出すが

自分次第でないもの、アンコントローラブルなものにはあまり手を出したがらないという感じだろう。

陰キャというか、隠居という方が正しいかもしれない。

インデックス投資:毎日経済ニュースチェックしてる無駄さよ

インデックス投資家の利点ってのはノータッチで平均を取れるところなのに

労力を無駄遣いしてどうするんだ。

他のことに使え、他のことに。

インデックス投資家のブログなんて読んで何になるんだ。

それならまだ異世界転生ラノベでも読んでた方がマシだぞ。

異世界転生ラノベより無駄なことに時間を使ってどうすんだ。

金は時間を買うものなのに、金のために時間を無駄にしてどうすんだ。

自分次第でないものを軽く見よ

ストア派、エピクロスの「自分次第でないものを軽く見よ」はこの分野に適応するなら

市場の動向なんてどうにもならんのだから、見たところでどうにもならない。

株価チェックなんてする暇あったら

自分次第のものに時間と労力を使うべきだろう。

なんのためのインデックス投資なんだ

タイミング測って売買でもするつもりなら、インデックス投資なんてやめなさい。

苦痛から快楽を作る:金持ちも大変そうだ。

今読んでる本、「ドーパミン中毒」の読書ログの続きですわよ。

苦痛が快楽を作る

苦痛と快楽はシーソーの関係にあるという本書の主張については少し前の記事に書きました。

快楽を感じることで苦痛を感じやすくなるなら、「逆はどうや?」という内容が記されてた。

これも「有り」らしい。

電気ショックなど過激な実験で示されている事らしいが

苦痛を与える行為を繰り返すと、苦痛の体感はどんどん低下していき、苦痛から得られる快楽はそのまましっかり残るんだとか。

つまり、「苦痛」はむしろラッキーなんだと考えることもできる。

本書の中に、1日中YoutubeやPodcastを聞いてる女子大生が出てくるんだけど

「あー自分やな」と思いながらその話を読んでた。

その後、この苦痛から快楽を作る話を読んで、

僕は、外を歩く時にPodcastやYoutubeを聞くのをやめた。

仕事中のラジオも減らしている。

小さい苦痛を受け入れる事は、シーソーのバランスを正常化するばかりか、その苦痛を感じること自体が快楽のスイッチにつながっていると思うと、その状態を面白いと感じるようになった。

ただ、これも結局、個人個人のバランスが大事だと思う。

まだ自分も手探り中。

苦痛への依存

苦痛で快楽が得られるわけだから、もちろん苦痛への依存についての注意も書かれてた。

まさかこの本でヴィム・ホフの氷風呂が出てくるとは思ってなかったけど、氷風呂みたいな刺激はどうやら依存とは少し距離があるみたいだった。

もちろんこれも個々人によるところなので、依存しそう+依存するとやばそうなら苦痛であると感じるならば注意した方が良よさそう

ただ、

  • エクストリームスポーツなどの強い刺激はヤベェっす

ってことらしい。

スカイダイビング経験者は無快感症になることがあるそう。

そもそもエクストリームスポーツが苦痛のカテゴリに入るんだという事に、一瞬混乱したけど、空から落ちるというのは確かに通常は「苦痛」だ。

そして、刺激が強いがゆえに、苦痛と快楽のシーソーのバランスを壊してしまうらしい。

金持ちってエクストリームスポーツとか、すごい景色の国とか行けるから余裕あってええなぁ、という感覚になりそうだけど、これを読む限りそんな良いものでもなさそうだ。

少し前に書いた 「暇が依存を作る」という事例も合わせると、働かなくていいタイプの金持ちスタイルってのは、依存リスクを高めるファクターになりそうだし。

金の有無以前の問題でもあるから、ここを区別する意味もないのだろうけど

しかし、こういった事を考えると、「金と幸福」というテーマもやはり、あまり関係がないように思えてくる。

結局人間、自分の脳内の満足不満足をどう捉えるかが幸福というものへの実感であるわけだし

快楽と苦痛のバランス、中道を行けない者は不満足なんだろう。

カントの言う通り「自制の中にこそ自由があるやで」というやつなんでしょうね。

なんでも買えたり、遊べたりするかた満足できるんじゃなくて、

真に自分にとっての知足のバランスが取れてこそ、本当に満足して生きられるんじゃないか、と。

科学信仰とまとめ

しかし、すごいパラダイムシフトが起こる本だ…。

今まで哲学で言われてた事を科学的視点で解説してるだけの本なのに、衝撃がすごい。

これも、科学信仰の国という構造の中で生きてるからなのかなぁ。

なんてことを思ったり。

現段階で面白いと思ってること

  • 苦痛と快楽はシーソー関係
  • 短絡的で刺激の強さは、快楽も苦痛もシーソーのバランスを乱し、依存や不満足に陥る。
  • 苦痛から快楽を得る事ができる。
    • 基本は「運動」とか
    • 個人的には、「欲への自制(つまりは我慢)」もソレに当たるかも?と思ってる
  • ドーパミン中毒状態は、自分が問題にハマっている事に気付けない
    • 依存は「否認」の病
  • 依存状態をリセットするには「一ヶ月くらいは断つ」方が良い。
    • 依存が強い場合、最初の2週間くらいはキツイらしい
  • 一度しっかり断つ事で再発した時に自分で距離を置く力がつく
    • 作者の体験談から。
    • 僕自身の体験談としても実感がある話。

あと50Pほど残ってるから、面白い話あったら書くかも。

しかし、読書も依存やと言われるとね。

結局どこかで何かには依存していかなければならないのかと。

バランス。

amazarashiの歌じゃないが、縋るものがないと生きられないのが人間ってことかもね。

帰ってこいよ

帰ってこいよ

  • Sony Music Labels Inc.
Amazon

5億年ボタンのように、なにもない空間で生きていけるようには作られてないんだから、最後はバランスって話になるんでしょうね。やっぱ。

つーか、アニメあんのこれ。

ーーーーー

依存については下の漫画のアル中の回が結構勉強になった。アル中回が何巻目だったかは覚えてない。

否認の病ってのもここから学んだこと。

主軸テーマは生活保護。

FIRE幻想:暇な時間は依存を作る

ドーパミン中毒に「暇は依存を作りやすい」って話が載ってた。

余暇は着実に増えていて、それが原因で依存、精神疾患を増やしているんだという見方があるそうな。

米国では貧困層の方が余暇が多いらしい。

機会化等の影響で稼げない人が働く機会がないから、余暇が増えて、ゲームやネット、アルコールや薬物に使われるんだとか。

ねー、FIREなんかろくなことないで、暇増えて、何かに依存して堕落するのがオチですわ。

自分からドロの生活に飛び込むようなもんだ。

どんな金持ちだって苦しむんだよ。人間は。

資産構築はおすすめする

でも資産構築はおすすめしますわ。

余裕を持つことは大事だし。

とはいえ、無理に急ぐ必要はないと思う。

バフェットの言う通り、ゆっくり金持ちになりたい人はいないってのはわかるけど。

先を見越して必要な分があればいいんじゃないか。

焦ってなんとかした自分が言える事ではないけど、別に達成したからといって何も得がなかった。

FIRE後自営業⇨今やれ

FIRE後自営業とか言うてるやつは今やれ。

やりたい事先延ばしにしても良いことなんてない。

失敗したらどうするか?とか悩むならFIREした後でも、失敗したら暇で堕落するだけですよ。

結局リスクはある。

むしろ暇による堕落の方がダメージがデカいと思う。

失敗して再就職なら、まだ時間制限かかった自制心に頼らないまともな人間生活を送れるけど

なまじ余裕があるとよくない。

行動を先延ばしにして、失敗した恐怖を塗り隠すような自己欺瞞的な言い訳を続けて何もやらなくなるかもしれない。

そうなれば、ネット、スマホ、ゲーム、その辺で簡単に接種できる高ドーパミンコンテンツで溺れてパー。

今やれ。

時間制限されたラットの薬の摂取量

薬を無制限接種できるラットは使用量がどんどん増えていき

時間制限をかけて薬を接種できるようにしたラットは、使用量が一定だったそうな。

人間や、またはデジタルドラッグなど別の依存コンテンツにも適用されるかはわからない実験だけど。

僕は酒を飲んでいた時、昼から飲んでいて、1日中飲む日もあって「これはやばい」と思って、買わない決心をして断酒を始めた。

17年からお菓子に入ってる程度のものしか食べてない。依存というラインには至ってなかったから簡単に快復できたのだと思う。

しかし断酒初期は、何度も酒を買ってしまっては、トイレに捨てる日が続いた。

「金を無駄にした」という感覚を自分に味合わせるしかないと思ってトイレにすてた。

僕はその頃哲学とは無縁で自制心などまったくないような人間だったが、「このまま飲み続けたら、漫画が描けなくなるかもしれない」 という思いだけでなんとかしたのを覚えている。

リタイアなんてして、暇だらけになるとどうなる事か。

恐ろしいよ。

というか、今の自分がネット中毒に苦しんでるし。

LAN抜きを実践して量を減らせる事ができたけど、結局今度は読書に依存してる。

まだネットよりマシだと思ってこれはある程度仕方ないとするしかないが

何もしないってのはなかなか難しい。

強制的に時間制限がかかる会社員ってのは、世間でインフルエンサーが煽ってるほど悪くはないと、僕は思う。

FIRE幻想 「暇のリスク」

ドーパミン、依存関連の面で明らかに暇は、リスクだ。

1人でやる能力が無い人は素直に会社員がベストだと思う。

これは人間的に劣っているのではなく、社会的動物として優れているから会社員がベストなんだ。

自営業、特に僕のような漫画描きみたいな1人仕事中心の人間は、社会的動物として欠陥がある場合が多い。

人が苦手だったり、友達と遊ぶより漫画読んだり落書きしたりしてる事が楽だと思う変態だ。

1人で事業やれることが、すごいとかすごくとかないじゃない。

構造主義的に考えると、その人の持って生まれたものや才能も環境の一部だろう、その中でどう生きるかという選択しかできず、その「どう生きるか」すら構造に支配されている。(その世界で良いとされてる「リタイア」みたいなものに夢見るように)

隣の芝は青く見える。生活のマンネリによる幻想なんだ。

自己啓発インフルエンサーは夢を煽る事で収益を得ている。転職や証券のアフィリエイトで稼げたり、夢を見せること時代で人を集められるからだ。

断言するが、自営業が特別良いわけではない。

馴染めないから選択肢が無かったというパターンもある。

死ぬほど好きなのではなく、「選択肢がなかったからそれに多くの時間を注いだ結果」だったりするんだ。

社会的動物としてこの時代にマッチした生き方が出来るなら、別にリタイアなんて目指さなくて良い。

当ブログはアフィリエイト広告を利用しています